だいぶ前のことだが、東寺の蚤の市で美大生と思える若者が異なモノを売っていた。潰れた空き(コーヒー)缶を集めたコレクションだ。これは骨董品ではないし、いわゆる美術品でもない。明らかにゴミなのだが、労力を考えれば値段はけして高くない。それを美しいと思えばアートだし、現代美術にはゴミを使った作品は山ほどある。芸術品を創ろうとしてゴミを作るより、ゴミがアートになる方が楽しい。