70〜80年代、銀座に「インデペンデント・ギャラリー」という小さいけれど知る人ぞ知るユニークな無人スペースがあった。ある時、オーナー自身が集めたコレクション展で作品を破格の値段で売りに出した。好きで買い集めたモノばかりだから欲しくなる作品が多数あったが、1点しか買えなかった。B4サイズの大きさだけど、掌中に金魚を掴んだ田名網敬一の初期の版画でエディションは2/30。