大変便利な携帯電話も手伝って「出会い系サイト」が花盛りです。殺人事件も含めたトラブルが尽きないのに、下火になる様子もありません。実際は、まじめに出会い幸せな結末を迎える人たちも多いのではありますまいか。出会い系サイトが盛んであるということは、それだけ日常生活に出会いがないということなのでございましょう。 昨今の学生時代では、ほとんど男女共学ですから出会うチャンスはあります。社会に出ると仕事が厳しいこともありますが、自由に恋愛を楽しむ余裕はないかもしれません。昔は「見合い」というのが盛んでした。良きパートナーにめぐり合いたいという願いには切実なものがあります。おそらく出会い系を利用するよりも、ただ待ちつづけている方が圧倒的に多いと思うのです。自分を磨いていて、少しプライドがあって、なんでこんな良い人がと思うことが多いのでございます。 出会い系サイトなど使わない人々の中にこそ素敵な人が山のようにいる。お宝はすぐそこにあると言いたくなるのです。男女間には3つのポイントがあると考えます。まず1つ目は、出会いに優れた人。2番目に恋愛上手な人。最後は共に生活する信頼に足る人です。それら3つを兼ね備えた人はまずいません。どれか1つに優れる人が多いのです。一番のお買い得はどれでございましょう? 初めから理想の人などいるはずがありません。自分だって完璧な人間ではないはずです。人に出会うことで、隠れた自分の中のお宝を発見することもあります。頭に描く人ではなく、結果として自分に合った人こそ望ましいのです。自分のことばかり見ていて、他人の目ばかり気にしていて、自分だけの出会いを見落としているのではございませんか?