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“コーヒー・ルンバ”の歌詞では、むかしアラブの偉いお坊さんが「恋を忘れた哀れな男に」コーヒーを教えると「たちまち男は若い娘に恋をした」のでした。いまではそんな単純な話もないでしょうが、初めて飲まれていた頃は、そのくらいの効果があったかもしれません。チョコレートにも同じような作用があることが知られています。ココアも健康に良いことでブームになったこともございました。 |
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初めて飲んだコーヒーの記憶はありませんが、子供の頃の「コーヒー牛乳」の甘い味が思い出されます。高校生で初めて飲んだ本格的なコーヒーの味は、なんて苦くてマズイのだろうと感じたものです。コーヒーでもタバコでも、初めから「うまい」と言う人はいないでしょう。最初は雰囲気だけで飲んでいるうちに、身体が効果を憶えて美味しく感じるようになるのだと思います。私は、お茶やコーヒーを日常的に飲まない家に育ったので、その作用が身体にハッキリ出る体質なのでございます。 |
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まず、確かに元気が出て「やる気」になります。コーヒーを飲まないと目が覚めないといって朝飲むのが一般的ですが、私は水だけでコーヒーもお茶も飲みません。コーヒーや緑茶は胃に負担になり朝は美味しく感じません。コーヒーとお茶は利尿作用が強く水分補給がうまくいかないのです。昼ご飯の時も強いお茶は飲みません。コーヒーやお茶はミネラルの吸収を妨げますので、少し時間をおいてからがお勧めです。3時には、一片のチョコレートに少量のエスプレッソ、それが楽しみでございます。コーヒーは飲む程に味が悪くなるので、1日に多くとも3杯にとどめ、夜もなるべく飲まないようにします。 |
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コーヒー豆を酸化させない密封したカプセルを使ったエスプレッソマシンを長年愛用しています。もちろん、豆の良し悪しや、入れ方などはコーヒーの味を決める大事な要素に違いありません。でも体調によって、同じ豆でも同じ入れ方でも全然違う味に感じることはありませんか? エスプレッソは香りも高く、味にインパクトがあるのにカフェインが少ないのです。ほんのわずかのコーヒーが愛おしく感じられるのでございます。 |
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