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49アイドルの勧め(平成19年6月吉日)
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53 アインシュタインの薦め (平成19年10月吉日)
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300円を入れて自分の生年月日を入力すると生まれた日の新聞が出てくる機械がありました。試してみて驚きました。あのアインシュタインの顔が大きく映し出されているのです。アルベルト・アインシュタインは1955年4月18日に亡くなったのでした。翌日が私の誕生日だからといって彼の生まれ変わりだなどとは決して言いません。でも、小さい頃から憧れの物理学者は自分が生まれる前に死んでいた事実も知らなかったのでございます。

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誰もが思い浮かべる舌出し写真。たびたびテレビなどで映像を見ていたので、実在しているように錯覚していたのでしょう。アインシュタインは、それまでの物理化学の常識であったニュートン力学を覆す様々な理論を発表し、20世紀最大の物理学者と評されています。少し変わった風貌や生い立ち、特異な言動も注目を集めました。私の夢は物理学者になることでしたが、勉強は嫌いでした。アインシュタインは音楽を愛し、年をとってからは神の存在を信じていたようです。平和を望み、原子爆弾には心を痛めていました。いくらか奇行癖があり聖人君子ではなかったようです。しかし、そこが人間的魅力を感じさせるのでございます。
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有名な相対性理論は、ちょっと自分には説明困難です。しかし、一般常識に当てはめてみると意外にうなずけることかもしれません。雑駁に言うと、時間と空間は相対的であり一定ではないということ。日常に体験する時間のズレや、距離の歪みのようなものを宇宙のスケールで数学的に証明してみせたのでございます。お釈迦様が言った「形あるものも実体はない」に通じます。「急がば回れ」は相対性理論だと私はかってに解釈しています。好きなことは時間が早く過ぎ、嫌いなコトは長く感じる。これもそうではございませんか? 単なる印象の問題というだけでなく、感じた事実の方が重要なのだと思うのです。
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アインシュタインの言葉には独特なユーモアがあり、そこが好きでございます。「わたしは、自然について少し理解していますが、人間については、ほとんどまったく理解していません」「今の妻が科学を理解できないのは嬉しいことです。最初の妻は理解できたんです」なんてことを言うのです。最後に私の好きな彼の言葉を紹介します。「何かを学ぶためには、自分で体験する意外に方法はない」・・・。

掌中のアート
午後5時55分
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