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04.キモノの勧め(03/07)
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呉服屋に生まれた私ですが、これまでに着物を身に付けたのは数えるほどです。男の着物というのはなんと味気がないのでしょう。正月になると決まったように紋付袴とうのもどうなのでしょうか。もちろん、着物姿がさまになる人もおります。しかしなにか職業の匂いがぷんぷんしてしまいます。オシャレや着る楽しみで比べると女物は種類も多く魅力がございます。
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近頃は和装ブームです。雑誌やテレビでも着物を扱ったものを多く見受けます。着物産業や文化もとことん下火になって、その反動もあるのでしょうか? 海外でも和風が流行りとか。若い子には浴衣などが近年売れているようで、デパートの浴衣売り場などを見ると驚くほど華やいでいます。そんな中で、最も注目される通崎睦美さんのエッセイ集『天使突抜一丁目』(淡交社)を推薦したいと思います。女性ならば斯くありたいと思う内容でございます。
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通崎さんはプロの音楽家(マリンバ奏者)ですが、銘仙着物コレクターとしても業界で今や知らない人はいません。通崎さんプロデュースの浴衣ブランド「メテユンデ」もこの夏注目の的でした。その勢いで、本物の銘仙のプロデュースも始めます。このサイトの一員トヤザキもメテユンデに参加し、一風変ったボタン柄の浴衣を世に送り出したところですが、なんとマスコットの「わんこ」の銘仙柄を作ってしまったのでございます。
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わんこ柄銘仙着物は『ごふくやさん』(http://www.gofukuyasan.com)で注文することができます。少数生産なのに低価格。稀少でとてもユニークな風雲児。相撲でいえば舞の海みたいな呉服屋さん。さて通崎プロデュースはどんな技を繰り出すか。古いのに新しい。愉快なのに凛としている。そんなキモノのお勧めでございます。
掌中のアート
午後5時55分
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