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49アイドルの勧め(平成19年6月吉日)
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87 インセプションの薦め (平成22年8月吉日)
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夢の不思議は解明できないし、夢の話というのもとりとめがございません。他人に自分が見た夢の話をするのですが、そんな夢は見たことがないと言われます。人が一日どれだけの時間を夢の中にいるのか、あるいは見た夢をどれほど憶えているのか。私は、起きた時にはっきりと夢の内容を憶えていますし、夢の途中で目覚めることが多いのです。しかし、最近は夢など見たことがないという人も結構います。

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夢のような話は、パリから日本に帰る飛行機のこと。なぜかエアーフランスのファーストクラスに案内されました。もちろん、ファーストなど買うはずはありません。うっとりするほどの食事とワイン。それに、座席固定のモニターで、まだ日本では上映していない『マトリックス』を選択。なんという面白さ! 続けて2度観ました。世界中で大ヒットした作品ですが、何の情報もないまま楽しめたのも幸運なことでございます。その後に続くマトリックスのシリーズを心待ちにしたのは言うまでもありません。

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『インセプション』を選んだのも少しの偶然です。期待もしないで観たので、あまりの面白さにエンディングで拍手したほどでございます。ただし、私だけでした。緊張感が初めから途切れることなく続くエンターテイメント。映画の始まりと終わり方も見事というほかなく、監督オリジナルの脚本と美しい映像に引き込まれました。しかし、夢の中の話なので、ストーリーが分かりやすいわけではありません。でも、夢にずっと興味を抱き続けてきた私にとっては、興奮が冷めない夏の夜となったのです。

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「夢見」は人によって違うようでございます。私の経験では、夢はランダムに構成され、断片的シーンがコラージュされるのです。ですから、「物語」が重要なのではなく「感情」が重視されるのです。「不安」「迷い」「焦り」などが支配するか、「安心」「充足」「期待」が現れるかによって、場面が展開します。夢の中の感情は、実生活と関係はあるのですが、現実に起こるとはゆめゆめ思うなかれ。

掌中のアート
午後5時55分
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