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49アイドルの勧め(平成19年6月吉日)
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92 スバルの薦め (平成23年1月吉日)
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あの『チャングムの誓い』以来、久しぶりにテレビドラマにはまりました。やはり同じように、衣装や宮廷の調度品などを何気なく見ているうちに面白くなりました。ドラマ『蒼穹の昴』は浅田次郎原作の歴史物語です。日本人である私達は、中国や朝鮮の影響を多く受けて来た割に、あまり歴史を知りません。聞いたことのある名前も、実はこんな時代背景や役割があったのかと勉強したのでございます。

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ドラマは始まったところですが、原作を読んでみたら、その方がはるかに面白い。浅田次郎の小説は他にいくつか読み、映画化されたものも観ています。大衆小説としても幅広さや奥深さに屈指のものがございます。私はジャンルを限定せず、雑多に読むタイプなので、本当に自分好みと言えるでしょう。続けて、中国もの『珍妃の井戸』『中原の虹』と読み進んでいるところです。実は、私の両親が大戦中に満州に住んでいたこともあり、その歴史を知ることは、自分のルーツの一部を知ることなのです。

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ところで、プレアデス星団(昴)を視たことがございますか? 子供の頃、兄が天体写真を撮っていて、星空を見ながら教えられました。小さな星の一団が美しく、直ぐに憶えました。それからは、夜空にすばる星を探すことが多く、だいたい7つを数えたと思います。自動車のブランド[スバル]が誕生したのは、私が生まれた昭和30年です。スバルの富士重工は、戦前航空機を製作した技術者が自動車技術に応用したと企業と聞いていますが、軽自動車『スバル360』の姿とコマーシャルは忘れられません。

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日本語の昴は「すべる(統べる)」がもとになっています。一つ一つは小さいけれど、集団で美しく輝く様は、日本人の理想の形かもしれません。谷村新司の『昴』は、少し意味が解りませんが、つい口ずさんでしまいます。私は大きな集団が好きでなく、かといって一人だけも寂しいのでございます。心を通い合える小さなチームで、それぞれが輝きを放つことこそ多くの人が求めてやまないものでしょう。

掌中のアート
午後5時55分
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